ブログだから書ける
1988年5月ごみ問題から環境活動をはじめる。
地域循環型共生社会の構築に向けた心豊かな共助の意識を育むことが必要と思う。
ーはじめにー
地域の問題解決には、地域循環型共生社会の構築が不可欠で、私たちの社会が直面するさまざまな課題、例えば高齢化、環境問題、地域経済の衰退などに対処するためには、地域住民が互いに助け合う意識を持ち、共生していくことが重要だと思う。
心豊かな共助の意識を育てる方法と、実際の地域事例を通して人と人がつながる重要性を考察する。
【地域循環型共生社会の概念】
〈地域循環型共生社会とは〉
地域循環型共生社会とは、地域の資源を最大限に活用しながら、持続可能な社会を実現するためのモデル。
この社会では、地域の人々が互いに助け合い、共に生きることが推奨され、地域資源を循環させながら、環境に配慮した行動を促進することで、地域の活性化を図れる。
例えば、地域の食材を利用した食イベントや地元製品の販売など、地域内で資源を循環させる仕組みが作られています。このような活動は、地域の経済を支え、雇用を生み出すと同時に、地域住民の絆を強める役割も果たせられる。
〈共生社会の重要性〉
共生社会は、地域の人々が多様性を受け入れ、互いに支え合うことで、より豊かな生活を実現し、共生の意識を持つことで、地域の問題を共有し、コミュニティ全体で解決に向かうことが可能になる。
共生社会の重要性として、以下の点が挙げられる。
1. 地域問題の改善: 地域の課題を一人だけで解決するのは難しいですが、協力し合うことで問題解決が早まる。
2. 生活の質向上: 人々がつながり助け合うことで、安心して暮らせる環境が整う。
3. 経済の活性化: 地域内での消費が促進され、経済の循環が生まれる。
【心豊かに共助の意識を育む方法】
〈地域コミュニティの活動〉
地域コミュニティの活動は、共助の意識を育てる重要な場です。地域行事やボランティア活動を通じて、人々が自然とつながり、助け合う姿勢を形成できます。これらの活動は、参加者同士の信頼関係を結ぶきっかけとなります。
また、地域コミュニティは異なる世代や背景を持つ人々が集まる場所でもあり、子供たちは高齢者からの知恵や経験を学び、高齢者も子供たちから元氣をもらうことで、互いに支え合う関係が築かれ、こうした活動を通じて、共助の意識が根付く。
〈教育と啓発の重要性〉
心豊かな共助を育むためには、教育と啓発が欠かせない。共助の大切さを教えるプログラムを設けることが重要。ワークショップ(例えば、地域の歴史や文化を学ぶ授業を通じて、地域への愛着が生まれます。そして、地域の問題について考え、解決するための活動に参加することで、行動力を身につけることができます。教育を通じて共助の意識を育てることで、次世代が地域を担う力を持つことが期待される)やディスカッションなどを通じて、子どもたちに対話の場を提供し、共助の意識を醸成したい。
【社会問題を知り、対応できる知恵と行動力】
〈地域課題の認識〉
地域が抱える社会問題を知ることは、共助の意識を深める第一歩。人々が直面している問題を理解することで、自分たちの役割を自覚し、積極的に行動するための動機付けとなる。地域住民の声も重要。
地域の課題として、高齢化、子育て支援、環境問題、経済の衰退などが存在し、これらの問題に共感し、知識を深めることで、住民一人ひとりが地域課題に対して敏感になり、自らの行動に反映させることができる。
〈アクションプランの作成〉
地域の問題を把握した後は、具体的なアクションプランを立てる。個人やグループレベルで取り組むことができる活動を考え、実行に移すことで地域の改善が図られる。
例えば、高齢者向けの食事サービスを提供するボランティアグループを立ち上げた(みんなの手“喜来輪”)、地域の資源を活用したイベント(“達人みっけ”“みなくるDay”)を企画。
【一人一人ができることからはじめる】
〈小さなアクションの積み重ね〉
一人一人ができる小さなアクションが、地域の変化につながる。大きなことを目指すのも良いけど、小さな行動から始めることで、気軽に地域貢献を実現できる。例えば、ゴミ拾いや地域の花壇の手入れ、近所の高齢者の見守りを行うことで、身近なところから変化を起こしていける。
また、子どもたちにお手伝いを頼むことで、彼らの意識を育てることができ、地域の人々とつながり、自分たちの力で環境を整える経験を積むことができれば、次世代にも共助の意識が引き継がれるかも。
〈地域内での協力体制〉
地域内での協力体制を整えることも大切。地域の様々な団体や企業、個人が協力し合って目指す方向性を共有し、情報を交換することで、問題解決に向けた力を結集し、定期的にミーティングを行い、進捗を確認し合うことも有益。だと思うが結果構築が困難。
共通の目的を持つことで、緊密な信頼関係が築かれ、地域内の協力体制は、災害時にも役立つ。日頃からつながりを持っていることで、緊急時にも迅速な対応が可能となる。
【人と人が繋がる処】
〈交流の場を作る〉
人と人がつながることは、地域活動の根幹。交流の場を設けることで、自然な形で人が集まり、助け合う文化が育まれる。
これらの場では、年齢や背景を超えたつながりが生まれ。特に、子どもと高齢者の交流は非常に貴重であり、双方向の学びが生まれる重要な機会だと思う。多文化共生を意識したイベントも開催することで、さまざまな価値観が認識され、対話が生まれやすくなる。
〈オンラインとオフラインのバランス〉
昨今のデジタル社会では、オンラインとオフライン両方のつながりが重要。オンラインのコミュニティを活用することで、情報を迅速に共有し、地域内の問題点を可視化することができる。また、SNSを利用して若い世代を巻き込むアイデアを広めたり、イベントを広報することができるのでは?
しかし、オフラインでの経験も非常に重要。リアルな交流や顔を合わせることで、信頼関係が生まれやすくなり、共同作業がスムーズに進行できる。そのため、オンラインの利便性とオフラインの温かさを両立させることが重要。
【結論】
人と人がつながることで生まれる温かい関係性が、地域の課題解決に寄与する。
共助の意識を育むことが持続可能な地域づくりにつながる。
私たち一人一人ができるアクションから始めることが大切。
地域循環型共生社会の理念を理解し、実践することで、地域住民全体の絆が深まり、より良い未来を創造することができる。
共に手を携えて、温かい地域社会を築いていきたい。
2002年9月 優元快舎とこちゃんKUを開設